今回は、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』という本のまとめを書いていきます!
『20歳の自分に受けさせたい文章講義』は、ライターの古賀史健(こが ふみたけ)さんの単著デビュー作です
古賀さんは、200万部を売り上げた『嫌われる勇気』の著者でもあり、これまで100冊以上の書籍を手がけています
『20歳の自分に受けさせたい文章講義』は、「ライティングのプロ」である古賀さんの、文章を書く技術が濃密に詰まった一冊です
古賀史健氏は、ライターズ・カンパニー『バトンズ』の代表も務めています
以前は映画監督を夢見ていましたが、チームで作品を作ることが向いていないと痛感し、一人で創作活動ができるライターの道に進んだそうです
これまでの主な著書は、
『嫌われる勇気』『古賀史健がまとめた糸井重里のこと。』
構成に携わった本は、
- 『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』(幡野広志著)
- 『ミライの授業』(瀧本哲史著)
- 『ゼロ』(堀江貴文著)
などです!
それでは、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の内容をまとめていきます!
もくじ
20歳の自分に受けさせたい文章講義の基本情報

20歳の自分に受けさせたい文章講義の基本情報をまとめます!
- ガイダンス:その気持ちを「翻訳」しよう
- 第1講:文章は「リズム」で決まる
- 第2講:構成は「眼」で考える
- 第3講:読者の「椅子」に座る
- 第4講:原稿に「ハサミ」を入れる
さまざまなベストセラーを手がける古賀氏が、「書くことの本質」と「書く技術」を教えてくれています
27ページ程ありますが、読むのがとてつもなく遅い私でも、約2時間で読了しました
20歳の自分に受けさせたい文章講義の要約まとめ
要約①:「書く」とは「翻訳する」ことである
文章とは、頭の中の「ぐるぐる」を、伝わる言葉に”翻訳”したものである
出典:『20歳の自分に受けさせたい文章講義』31ページ
古賀氏の「文章の定義」が語られています。
「ぐるぐる」とは、頭の中のぼんやりとした”思い”や”感じ”といったものです
言葉になる以前の”感じ”を、他人に伝えるための言葉に変換していくことが、「文章を書く」ことの本質なのです
要約②:文章で最も大事なのは「論理」である
文体とはリズムである。
出典:『20歳の自分に受けさせたい文章講義』58ページ
これは、ぼくが長年のライター生活を経てたどりついた結論だ。
文がおかしいのではなく、文と文の「つなげ方」や「展開の仕方」がおかしいとき、その主張は支離滅裂になり、リズムよく読めなくなるのだ。
文章のリズムは、「論理展開」によって決まるのである。
出典:『20歳の自分に受けさせたい文章講義』63ページ
「文体とはリズム」であり、「リズムは論理展開によって決まる」
つまり、「文体は論理によって決まる」と、古賀氏は言っています
論理がしっかりしている文章は、すなわち「読みやすい文章」である。「響きの美しい文章」よりも、「論理的に正しい、伝わる文章」を目指すべきだ、と語られています
要約③:読者を巻き込んで「自分事」にさせる
われわれは「正しい」だけでは動けないのだ。頭で「正しい意見だ」と理解できても、肝心の”心”が動かないのである。
当事者意識を芽生えさせ、他人事を「自分事」に変換してくれる、なんらかの仕掛けが必要なのである
出典:『20歳の自分に受けさせたい文章講義』189ページ
論理展開が完璧でも、「心から納得」しないと、人間は行動しません。
アリストテレスも、説得には「信頼(エトス)」 「情熱(パトス)」 「論理(ロゴス)」の3要素が必要だと言っていました。
だから、読者の感情に訴えるには、論理だけでなく「当事者意識」が重要なのです
20歳の自分に受けさせたい文章講義の書評
続いて、20歳の自分に受けさせたい文章講義の書評を紹介します
書評①:学校では教えてくれなかった「書くことの本質」を理解できる
私たちは小学校の頃から、作文やレポートを書かされてきましたが、「書く」ことの意味や、本質は教わってきませんでした
30年以上ライターをしてきた古賀氏が、誰も教えてくれなかった「書くことの本質」を教えてくれます
書評②:あらゆる文章に応用できる「書く技術」を学べる
今の時代、「書く」ことは誰もが日常的にしています
ライターやブロガー以外の人も、LINEやメールを送ったり、Twitterでつぶやいたりしますよね
本書は、あらゆる場面で使える「書く技術」を体系的に学ぶことができる、最適な入門書です
20歳の自分に受けさせたい文章講義を読むべき人
続いて、20歳の自分に受けさせたい文章講義を読むべき人を紹介します
- 自分の思いをどうやって文章にしたらいいか分からない人
- もっと分かりやすい文章を書きたい人
- 「書くことの本質」を知りたい人
上記のいずれかに当てはまる人は、本書を読むと自分の文章の改善点が見つかると思います
特に、私のような初心者ブロガーや、「文章を書くのが好きで、もっとうまく書けるようになりたい!」という方に打ってつけの入門書です!
この本を熟読した上で、実際に書く訓練を重ねていけば、必ず今より良い文章を書けるようになるでしょう
20歳の自分に受けさせたい文章講義を読むべき理由
理由①:「良い文章とは何か?」を学べるから
文章を書く人は、誰でも「良い文章を書きたい」と思っていますよね
でも、「良い文章」って何でしょうか?
パッと答えられますか?
私は、答えられませんでした
この本では、古賀さんが長年のライター生活で培った、「良い文章の条件」が解説されています
「良い文章とは何か?」を知ることが、良い文章を書くための第一歩です!
理由②:良い文章を書くための、具体的なステップが載っているから
2つめの理由は、良い文章を書くための、具体的なステップが載っているからです。
本書には、「良い文章とは何か?」という抽象的な話だけではなく、「具体的に何をしたらいいか?」が書かれています
文章の構成から編集に至るまで、今すぐに始められる方法が紹介されています
まとめ
「20歳の自分に受けさせたい文章講義」の要約まとめ・書評を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
この本で学んだ「良い文章の条件」を照らし合わせつつ、過去記事をリライトしていこうと思います!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

コメントを残す