
こんにちは、こふらです
私は中学3年間、ミッション系の学校に通っていました

- キリスト教の学校って、どんな感じ?
- 入学したらキリスト教徒にならないといけないの?
- キリスト教を学ぶと良い事あるの?
このような疑問に答えていきます!
今回は、「キリスト教の学校に通って分かった、メリット・デメリット」というテーマで書いていきます!
もくじ
ミッションスクールの特徴
ミッションスクールの特徴は、ズバリ「キリスト教を土台とした人格教育」をしているという事です
「具体的に、どんな教育をしているの?」ということを、解説していきます!
礼拝がある
キリスト教系の学校の特徴として、「礼拝がある」というのが挙げられます
毎朝の礼拝
私が行っていた学校では、毎朝15分の礼拝がありました
- 黙祷をする
- 賛美歌を歌う
- 聖書を読む
- お話を聞く
- お祈りをする
という流れで礼拝が行われます。
お話をするのは大抵先生ですが、教室で礼拝をするときは生徒がお話を担当します。
話の内容は、「聖書の内容の解説」「聖書から私たちが学ぶべきこと」が中心です。
礼拝は、深い話や哲学的な内容が多く、色々なことを考えるきっかけになって面白いです
(寝てる人も結構いますけどね・・・。)
式典も礼拝形式
毎朝の礼拝だけでなく、入学式や卒業式といった式典も、礼拝形式で行われます
司会の人が聖書を読み、みんなで賛美歌を歌い、最後にお祈りをする、という感じです
クリスマス礼拝
1年の中でもっとも豪華なのが、「クリスマス礼拝」です。
クリスマスはイエス様が生まれた日なので、特別な礼拝が行われます。
クリスマス礼拝の特徴は、通常より長〜いお話があり、力尽きて寝落ちてしまうこと・・・
ではなく、「全員がキャンドルを持って賛美歌を歌う」クライマックスです!
講堂の真ん中に一本のロウソクがあり、その炎を一人一人が持つキャンドルに渡していきます。
真っ暗な中、ロウソクの明かりだけが講堂内をともし、全員でクリスマスキャロルを歌います。
幻想的な雰囲気で、言葉にできないほど素敵です!
聖書の授業がある
キリスト教の学校では、「道徳」の代わりに「聖書」の授業があります
聖書の授業では、「キリスト教の教えを学ぶ」「聖書の物語を読み解く」だけでなく、「キリスト教が成立した背景」「ギリシャ哲学などの古代思想」「現代のカルト宗教」など、様々なことを学びます
色々な思想を学ぶと、自分の考えの幅が広がる感じがして、個人的にはは結構好きな授業です
一般教養としても役に立ちます!
毎月の献金
私が通っていた学校では、毎月「献金」があり、慈善団体に寄付していました
金額は「お小遣いの10%くらい」が推奨されていて、「お菓子1個買うのを我慢して貯めた100円を献金しよう」と言われていました。
「恵まれない人のために、自分が少し我慢して助けてあげる」という考え方は素晴らしいな、と思います
ミッション系のメリット・デメリット
ここまで、「キリスト教系の学校の特徴を3つ」紹介してきました
ここからは、「キリスト教の学校に通うメリット・デメリット」を解説していきます!
ミッション系の学校のメリット
聖書を通じて「人間としてあるべき姿」を学べる
聖書は、「人間の知恵の結晶」と言ってもいいくらい、素晴らしい教えが詰まっています。
例えば、
「自分に与えられた能力を、人のために用いなさい」
「自分がしてもらいたいことは、なんでも人にしなさい」
などです
私はキリスト教を信じているわけではありませんが、「キリスト教が求める理想の人間像」を知ることは、「自分がどのように生きていくべきか?」を考える上で、とても役立つと思っています。
聖書に詳しくなる
日本では、キリスト教徒の方はあまり出会いませんが、欧米ではキリスト教が主流です。
私はカナダに留学した際に、国語の授業で聖書の内容を学ぶことがあり、「聖書について知っていて良かった!」と心から思いました。
国語の授業で聖書を学ぶのは、聖書が文学の土台になっていることが多いので、聖書を学ぶことでより深く作品を理解できるからです。
また、国語で作文を書くときに聖書の話を引用すると、先生からのウケが良かったです!
ミッション系の学校のデメリット
((献金でお小遣いが減ること))
前述したように、私が通っていたミッションスクールでは、毎月「献金」がありました
「お小遣いの10%くらいを献金しましょう」と言われるので、その分自分のお小遣いは減ってしまいますね
しかし、あくまでも献金は自主的にするものなので、強制はされません。中には献金額が「1円」という人もいます
これを「デメリット」として扱うのはあまりにも忍びないので、かっこで括っておきました
礼拝担当になるとめんどくさい・・・
年に1回か2回、礼拝の担当が回ってきます。
礼拝担当になったら、割り振られた聖書箇所を読み込み、内容の解説と聖書から学んだことを個人的なエピソードを交えて語ります。
原稿が「ノート見開き4ページ」というまあまあなボリュームなので、少し面倒ですね。
でも、自分の考えを深めるきっかけになるので、やって損はないと思います!
質問に答えます
ここからは、キリスト教の学校に関する質問に答えていきます!
自分もキリスト教徒にならなきゃいけないの?
「自分もキリスト教徒にならなきゃいけないの?」
➡︎まったくそんなことはありません
事実、私はキリスト教を信じていないし、洗礼も受けていません。
生徒の大半がキリスト教徒ではないです。
キリスト教主義の学校は、あくまで「キリスト教の精神に根ざした教育」をしているだけであって、「キリスト教徒を育成すること」が目的ではないからです
なので、「キリスト教徒になる必要」は全くありません!
家族が他宗教だけど、大丈夫?
家族が他の宗教を信じているからと言って、入学拒否されることはないと思います。
ご家族の方さえオッケーであれば、問題ないと思われます!
先生はみんなキリスト教徒なの?
➡︎キリスト教徒の先生が多いですが、全員ではありません
キリスト教主義の学校だけあって、やはりクリスチャンの先生が多いです。
ですが、信者ではない先生もいるので、「全員がキリスト教徒」というわけではありません。
その点、バランスが取れていていいかなと思います。
教会に行かなきゃいけないの?
➡︎毎週日曜日に礼拝に行くことが推奨されています
入学してすぐ、「どこの教会に通うか?」を学校に申請します
基本的に「毎週日曜日に教会に行く」ことが推奨されていますが、そんなに真面目に行っている人は少ないですね・・・

我が家は、「教会に行かないとその月のお小遣いなし!」というルールだったので、月に1回くらい行っていました(笑)
おまけ:ミッションスクールあるある
最後に、「キリスト教の学校あるある」を紹介します!
これは完全に個人的な意見なので、(そんな事ないよ)と思っても流してくださいw
鼻歌で賛美歌を歌っちゃう
毎朝の礼拝で賛美歌を歌うため、頭に賛美歌が染み付きます笑
礼拝では毎日違う歌を歌うのですが、「よく歌う曲」というのがあるんですね。
ごくまれに、3日連続で同じ歌だったりすると、勝手に脳内リピートされます笑
神社でも「天にいらっしゃる父なる神様・・・」と祈ってしまう
キリスト教のお祈りでは、まずはじめに「天の神様」に呼びかけます
その定型文が、「天にいらっしゃる父なる神様・・・」や、「ご在天の父なる神様・・・」なのですが、
神社やお寺でお参りをするときも、ついつい心の中で唱えてしまいます笑
最後に:キリスト教を学ぶメリット
ミッション系の学校に3年間通った感想としては、「キリスト教を学べて良かったな」と思っています。
日本人は「宗教=頭おかしい」みたいなイメージがありますが、そんなことはないです。
宗教を盲目的に信じるのはもちろん危険ですが、それは宗教に限ったことではありません。
むしろ日本人こそ、「みんな一緒が良い神話」「サラリーマンは安定神話」とか、いろんな神話に犯されているのではないですか?
聖書は「人間としてあるべき生き方」を提示してくれたり、「人間の本質」についての鋭い洞察があったりと、考えながら読む価値はあると思います。
キリスト教は、世界人口の約30%が信じている宗教でもあるので、これから世界の人と関わって行く上で、知っていて損はないです!
キリスト教の学校について、少しでも知っていただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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